イソワリ子ども図書館長が来日しました

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こんにちは!ブッダ基金です。

 

2024年10月31日~11月7日、ブッダ子ども移動図書館長を13年間務めた、イソワリ・ティワリさんを日本に招聘しました。

ブッダ基金による子ども移動図書館事業の運営は、2024年7月15日をもって区切りを迎えました。

この度、13年間の活躍に敬意と感謝を込めて、イソワリさんとご夫人を招聘し、東京の子ども図書館の視察や、成果報告会を実施しました。

 

これまでの子ども移動図書館の活動については、ブログ「イソワリ館長日記」をぜひご覧ください。

 

到着日、理事と職員で歓迎会を実施しました。

 

イソワリさんは今回初めての来日で、見るもの食べるものすべてに驚きの連続です。

東京行の新幹線にて

 

11月5日には、13年間にわたるブッダ基金との協働の成果を発表する報告会が行われました。

イソワリさんは、教員としても長年ネパールの子どもたちに向き合われ、教育への情熱が人一倍熱い方です。

移動子ども図書館は、それまで本に触れる機会がほとんどなかった農村の子どもたちに、読書の喜びを与え、学びへの意欲を確実に高めてくれたとのことでした。

 

報告会にはブッダ基金関係者や地域住民の方を含め、33名が参加し、イソワリさんの報告に耳を傾けました。

事務局スタッフ山田の通訳を介し、子ども図書館事業の意義、活動内容、これまでの成果が語られました。

イソワリさんは、ひとつのエピソードを共有してくれました。

イソワリさんがかつて移動図書館車で回った小学校で、活動を一通り終え帰ろうとしたところ、校門の前に一人の少年が立っていました。「どうしたの?」と尋ねると、移動図書館が来てくれて、本を読む体験が本当に楽しかったので、そのお礼を言いたくて待っていたとのことでした。その時のイソワリさんの感動が伝わってくるエピソードでした。

 

また、今回の報告会の様子は中日新聞様に取材をしていただきました。

Web記事はこちらからご覧いただけます。

 

最終日にイソワリさんは、今回の滞在は、本当に貴重な忘れがたい経験になったと、ブッダ基金への感謝を述べてくれました。

今回の経験をネパールに持ち帰り、教育者としての今後の人生に活かしていただくことを願います。