代表からのメッセージ

「東南アジアの恵まれない子供たちのために役立ててほしい」という気持ちとともに、たくさんのお金を私に託し旅立っていった新実淑子さん。早いもので7年が過ぎました。
この間、彼女の遺志を実現しようと山口名誉理事、水野理事、原田前理事のみなさんとともにアイディアを出し合い「にいみ号」という名前の図書館車(大型バス)を作り、東南アジア最貧国ともいわれているネパールに送りました。このバスは、今でも彼女の遺志とたくさんの本を積みヒマラヤ山中の小学校に本を届けています。
みなさんは、ヒマラヤの奥地に、教育を受けることができない多くの子どもたちが住んでいること、そして、貧しいがゆえに、自分の思うような生き方を選べない少女たちが住んでいることをご存知でしょうか。
私達ブッタ基金は、このような現状にある子どもたちが、一人でも多く幸せになってくれることを願い、医療、教育(スポーツ振興を含む)、女性の自立、産業振興 を事業の柱として、現地の皆さんと苦労を共にして活動を行ってまいりました。
今後も引き続き、現地の人々の声に耳を傾け、ともに汗を流し、子供たちの幸せのため草の根活動を展開してまいりたいと思います。
最後になりますが、ブッタ基金は、新実淑子さんの遺志、そして、会員の皆様ひとりひとりのご支援によって支えられている組織でございます。これからも、今まで同様、皆様の声をしっかり現地に届け、皆様と一体になり事業を展開してまいりますので、なにとぞ応援よろしくお願い申し上げます。

(2018年 9月)