医療・健康 支援活動

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無医村での医療キャンプ

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無医村での医療キャンプを目的とした医療支援活動が設立からの主な活動です。
ネパールには医療制度がないばかりか、山ばかりの山村僻地には医療機関はなく、わずかにヘルスポストという医師のいない診療所が散在するだけです。殆どの村は無医村です。そこで医師と薬剤師、看護師、ボランティアが集団で村に入り、学校などを借りて診療する奉仕活動が求められ、これをヘルスキャンプといいます。ネパールの医療従事者は喜んでこの奉仕活動に参加します。
私たち「ブッダ基金」は派遣団を送り、これまで以下の地域で医療キャンプを実施しました。現地で協力してくれた組織や友人たちは以下のようです。(村名を省きます)
~2012年から、ネパールの法改正に伴い外国人による医療行為に制限が設けられ、現在は「医療キャンプ」の実施が難しくなっています。~

  • ジーバンプール(2001年、協力者ダルマ医師ほか3名、ラミチャーネ氏 550名)
  • ガガンガウダ(2003年5月、NGOブッダ基金ポカラBFP、第1次派遣団 800人)
  • ブッダ病院(2003年5月第1次派遣団 550名 2004年5月第5次派遣団 603名)
  • パメ(2004年 BFPと第5次派遣団 630名)
  • カルパニ(2005年 2回 第8次派遣団 HBF 1000人)
  • ガーチョック(2006年 HBFと山口先生単独 150人)
  • ダンプス(2006年 京都中RC参加 HBF 11次派遣団 600人)
  • ルワング(2007年 田中医師と山口先生 HBF 300人)
  • ビレタンティ(2007年 第13次派遣団 HBF 800人)
  • バラットポカリ(2007年 第14次派遣団 HBF 550人)
  • ニルマリポカリ(2008年 アメリカ大使館に参加 1000人)
  • ジョギモニ(2009年 第17次派遣団 HBF 550人)
  • プランチョーク・タラコット(2011年 第18次派遣団 HBF 600人)
  • サランコット(2012年 第20次派遣団 HBF 600人)
  • ディクールポカリ(2014年 第25次派遣団 HBFと医療関係者とボランティア約150名 700人超)
  • ポカラ ・ニューロード(2015年12月 第27次派遣団 HBFとシャルマ医師 )
  • Lekhnath Community Hospital(2017年4~5月 第30次派遣団 HBFとシャルマ医師 283人)

 


眼科検診プログラム

BCML(移動図書館車)の学校訪問に際し、現地の眼科医にボランティアで同行いただき、眼科検診を行う活動を開始しました。必要に応じて、手術や眼鏡の費用をブッダ基金が支援します。2018年9月~2019年5月までに4回実施しましたが、これまで手術を要するような患者さんはいませんでした。
きちんと教育を受けるためには「視力」も大切です。貧しい家庭の子供は、良く見えなくても言い出せないままになってしまいがちです。子どもたちの学習環境をよくする一助になってくれることを期待しています。
 


 ブッダ病院建設

 

中日新聞の協力で「ネパールに病院を作ろう」というキャンペーンをはり、資金を集めて医療機器を購入することにしました。予定地は既に見聞済みのNadipurにあるダルマ先生所有地でした。建設資金は山口先生が個人的に工面し送りました。
医療機器に関しては高額なので、聖隷三方原病院と浜松市立診療所から質の良い中古品を戴きました。特に市立診療所で不要になったレントゲン検診車は10年ものでしたが、レントゲン発生装置は2台を備え、新品同様でこれからの使用に耐えると思われました。浜松市長にお願いし払い下げてもらい、スズキ(株)津田社長に面会してこれをネパールに送る協力を依頼しました。
病院の経営母体がNGOからダルマ先生の個人病院となるなど、困難な問題が続出しました。しかし山口先生は「ネパールの恵まれない患者のために」という目標のためであれば多少の齟齬は我慢しようと頑張りました。
かくして、東芝製レントゲン・テレビ装置(新品)から検診車、内視鏡、麻酔機、人工呼吸器、眼底カメラ、外科手術機器などを送りました。
病院は2004年5月に開院しました。