事務所移転&電話不通のお知らせ
— 2023年6月1日タイトルにありますように、本日付けで、ブッダ基金は事務所を移転しました。 (と、言っても 隣のビルに移っただけなのですが・・・) 昨日まで:浜松市中区佐鳴台3丁目52番22号(2F) 今日から:浜松市中区佐鳴台3丁目52…
無医村での医療キャンプを目的とした医療支援活動が設立からの主な活動です。
ネパールには医療制度がないばかりか、山ばかりの山村僻地には医療機関はなく、わずかにヘルスポストという医師のいない診療所が散在するだけです。殆どの村は無医村です。そこで医師と薬剤師、看護師、ボランティアが集団で村に入り、学校などを借りて診療する奉仕活動が求められ、これをヘルスキャンプといいます。ネパールの医療従事者は喜んでこの奉仕活動に参加します。
私たち「ブッダ基金」は派遣団を送り、これまで以下の地域で医療キャンプを実施しました。現地で協力してくれた組織や友人たちは以下のようです。(村名を省きます)
~2012年から、ネパールの法改正に伴い外国人による医療行為に制限が設けられ、現在は「医療キャンプ」の実施が難しくなっています。~
BCML(移動図書館車)の学校訪問に際し、現地の眼科医にボランティアで同行いただき、眼科検診を行う活動を開始しました。必要に応じて、手術や眼鏡の費用をブッダ基金が支援します。2018年9月~2019年5月までに4回実施しましたが、これまで手術を要するような患者さんはいませんでした。
きちんと教育を受けるためには「視力」も大切です。貧しい家庭の子供は、良く見えなくても言い出せないままになってしまいがちです。子どもたちの学習環境をよくする一助になってくれることを期待しています。
中日新聞の協力で「ネパールに病院を作ろう」というキャンペーンをはり、資金を集めて医療機器を購入することにしました。予定地は既に見聞済みのNadipurにあるダルマ先生所有地でした。建設資金は山口先生が個人的に工面し送りました。
医療機器に関しては高額なので、聖隷三方原病院と浜松市立診療所から質の良い中古品を戴きました。特に市立診療所で不要になったレントゲン検診車は10年ものでしたが、レントゲン発生装置は2台を備え、新品同様でこれからの使用に耐えると思われました。浜松市長にお願いし払い下げてもらい、スズキ(株)津田社長に面会してこれをネパールに送る協力を依頼しました。
病院の経営母体がNGOからダルマ先生の個人病院となるなど、困難な問題が続出しました。しかし山口先生は「ネパールの恵まれない患者のために」という目標のためであれば多少の齟齬は我慢しようと頑張りました。
かくして、東芝製レントゲン・テレビ装置(新品)から検診車、内視鏡、麻酔機、人工呼吸器、眼底カメラ、外科手術機器などを送りました。
病院は2004年5月に開院しました。